-外壁塗装にムラがある場合の直し方とは?見つけた時の対処法も解説-
外壁塗装にムラを見つけた場合の直し方が気になる方もいるのではないでしょうか。
塗装のムラの直し方は、以下の方法があります。
・下塗り工程から塗り直す方法
・全体を塗り直す方法
・部分的に塗り直す方法
この記事では、塗装のプロが、外壁塗装にムラがある場合の直し方や見つけた時の対処方法を解説します。塗装のムラを納得いくまで直せるようにぜひ確認してみてください。
塗装ムラの3つの直し方
外壁塗装にムラがあった場合の直し方は、下塗り工程から塗り直す方法、全体を塗り直す方法、部分的に塗り直す方法があります。
1.下塗り工程から塗り直す方法
外壁の仕上げ材の裏にある基礎部分である外壁材の下地が理由で、ムラが発生している場合は、下塗りの工程から再塗装しなければなりません。下地を均一にすることで、下地に塗料が均一に吸収されずに生まれる吸い込みムラを防げます。
2.全体を塗り直す方法
建物全体的にムラが生じている場合は、全体を塗り直す必要があります。全体のムラの原因が、下地の外壁材の劣化であれば、劣化部分の修復や下地処理をします。塗りつぎ部分などの塗装が原因の場合、不適切な塗装部分の修正が必要です。全体的に塗り直す際には、外壁塗装と同じくらいの期間がかかるでしょう。
3.部分的に塗り直す方法
部分的にムラが発生している場合には、外壁の塗り直しを外壁が区切れる箇所で行います。面が区切れない場合は、壁が凸に重なった出隅や壁が凹に重なった入隅などで区切ることが一般的です。壁に水切りなどあると、見切り材として利用し部分的な塗り直しが可能です。
外壁塗装のムラの状態によって業者対応は異なる
外壁塗装にムラがあった場合、ムラの状況によって業者に直してもらえるか異なります。
光のあたり加減や見る角度によって多少のムラがあるような場合は、塗り直しの必要がない許容範囲のムラとみなされます。その場合は、業者に塗り直してもらえる可能性は低いでしょう。
一方で、光や見る角度に関係なくはっきりムラがある場合や、部分によって塗装の厚みに違いがある場合は塗装業者が対応してくれることが多いです。はっきりムラがあると、耐候性や耐水性など塗装の性能を活かせず、建物の劣化が進む可能性が高いため、早めに業者に相談しましょう。
多少のムラの場合でも、塗装を依頼した足場があるタイミングで依頼をすると塗り直してもらえる可能性があります。
外壁塗装のムラを見つけたらやるべきこと
外壁塗装のムラを見つけたらやるべきことは、自分で全ての塗装箇所をチェックすること、業者にいち早く相談することです。それぞれ詳細を確認していきましょう。
自分で全ての塗装箇所をチェックする
ムラをを見つけたら業者に伝える前に、他にムラがないか自分でチェックしましょう。自分で把握できていないと、塗り直しが完了した後に再度業者を呼ぶことになってしまいます。
一般の方がムラを判断する際は、外壁を見る角度や時間を変えてムラを確認してみてください。時間帯を変えることで、外壁への光のあたり方が変わります。あたり方が変わっても、ムラがある場合は、はっきりとしたムラだと判断できます。
現在塗装をしている場合は、施工業者にプロセスごとに写真を撮ってもらうことがおすすめです。手抜き工事を予防することに繋がります。
業者にいち早く相談する
自分で塗装箇所をチェックしたら、なるべく早く業者に相談しましょう。完了後すぐに相談をする場合と数ヵ月立ってから相談する場合とでは、業者の対応が変わる可能性があります。また、足場があるうちは直してくれる可能性が高いです。
施工の不良でムラが起きている場合は、保証の範囲で塗り直しを受けられます。外壁の保証には「工事保証」と「製品保証」があります。
「工事保証」とは外壁の工事に関する保証です。工事後に外壁に何か問題があった場合、業者が一定期間内にその問題を無料で修正してくれます。
「製品保証」とは、使われる塗料や材料の品質に関する保証です。外壁に使われた塗料が劣化した際に、製造業者が一定期間内にその塗料を無料で交換してくれます。再塗装するために、両方の保証がついているか、詳細な説明を受けた上で保証書を受け取ったかを確認しておきましょう。
なかには、業者が明らかなムラの塗り直しを拒否したり、音信不通になったりするケースもあります。この場合は、国民生活センターや住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」などの第三者機関に相談することもひとつの手段です。「住まいるダイヤル」は国土交通大臣から指定を受けた住宅に関する専門の窓口のため安心して相談できます。
外壁塗装にムラを作らないための防止策を解説
外壁塗装でムラを作らないためには、慎重に優良な業者を選ぶことが大切です。悪質な業者の場合は、材料費を浮かせるためにメーカーの規定の希釈度を無視して塗装をしたり、音信不通になったりする可能性があります。
優良な業者を選ぶ際は、以下のポイントを確認してみましょう。
- 契約前に書面で、契約書や見積書を確認できるか
- 施工事例やお客様の声がホームページに載っているか
- 書面などでしっかりとしたアフターフォローの体制を確認できるか
- 見積書の添付書類の会社の基本情報をみて信頼できるか
信頼できる外壁塗装会社を選ぶために最も重要なポイントは、「契約書や見積もり書の確認」です。契約内容や見積もりを口頭ではなく書面で明確に提示してもらうことで、双方の理解に差異がなくなり、トラブルを未然に防げます。
工事の詳細が書面に記載されていると、施工中や施工後に何を期待できるのかを具体的に把握することが可能です。あいまいな契約はトラブルを作る原因になるため、しっかりと確認するようにしましょう。
まとめ
この記事では、外壁塗装の直し方やムラを見つけた場合の対処法、防止策を詳しく説明しました。
外壁塗装の直し方は以下の3つです。
・下塗り工程から塗り直す
・全体を塗り直す
・部分的に塗り直す
大きな金額を投資したにもかかわらず、仕上がりにムラが残るのは避けたいものです。そのためには、信頼できる優良業者を選ぶことが大切です。
当社は、高い信頼性のもと一般住宅から大規模工事まで幅広く防水工事を行っております。外壁塗装をお考えの際は、ぜひ当社へお気軽にお問い合わせください。
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