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ー防水工事と塗装工事の違いを知ろう|それぞれの特徴を紹介ー


 

建物への防水工事と塗装工事は、似たような作業に見えるため、どのような違いがあるのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。

 

同じ塗料が使われることもあるため、専門的な知識がなければ同一の工事と誤解することもあるでしょう。

 

防水工事と塗装工事では、目的や必要とされる技術や知識、使用される工具や材料において違いがあります。

 

この記事では、防水工事と塗装工事の違いを詳しく解説します。

防水工事や塗装工事を検討中の方や、それぞれの工事について理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

防水工事と塗装工事の基礎知識

防水工事と塗装工事の違いを理解するために、まずはそれぞれの工事内容について詳しく見ていきましょう。

 

以下では、防水工事と塗装工事の基礎知識をお伝えします。

 

 

防水工事の基礎知識

防水工事は、建物を水の侵入から守るために行われる工事です。さまざまな方法で実施される防水工事は、塗料やシート、アスファルトなどを用いて水を遮断する防水層を形成します。形成された防水層が防水機能を果たし、建物を雨や雪から保護します。

 

防水工事は、建物の屋上や住宅のベランダ、外壁などが主な施工場所です。

 

 

塗装工事の基礎知識

塗装工事は、塗料を用いて屋根や外壁に塗膜を施し、建物を保護する施工です。以下の目的があります。

 

・自然環境から建物を保護する

・建物の外観を美しく保つ

 

塗装は主に建物を風雨や紫外線から守ることを目的としており、断熱性や遮熱性などを向上させることが主な役割です。また、建物の見た目を美しくする効果もあり、多様な色や仕上がりからデザインを選べます。

 

 

防水工事と塗装工事の違い

防水工事と塗装工事は外見が似ているため混同されがちですが、それぞれの違いを理解していないと、業者とのやり取りで誤解が生じることがあります。自宅の改修を進める際は、各工事の違いを把握しておくと役立ちます。

 

塗装工事は一定の防水効果を持つものの、外観の美化がメインの役割となるため、防水工事とは異なり、塗膜は傷つきやすく、ベランダの床面などには不向きです。

 

一方、デザインよりも防水性を優先する箇所においては、防水工事が適しています。

 

防水工事は特定の箇所に特化するのに対し、塗装工事は建物全体の美観を維持するために用いられるものだといえるでしょう。

 

 

防水工事の主な工法

防水工事には以下の3つの主な工法があります。

 

  1. ・塗膜防水
  2. ・シート防水
  3. ・アスファルト防水

 

順に詳しく紹介します。

 

 

1.塗膜防水

塗膜防水は、防水性を高めたウレタン樹脂やアクリル樹脂を使用して防水層を作ります。塗膜用の塗料は塗装工事にも使用されるものと似ていますが、防水工事では高い防水性能が求められるため防水専用のウレタン塗料や繊維強化プラスチック(FRP)といった特殊な塗料が用いられます。また、塗膜防水では最終的にトップコートを施すことが一般的です。

 

 

2.シート防水

シート防水では、防水性能を持つ塩化ビニールやゴム製のシートを使って防水層を形成します。この方法では、シートを重ねて貼り合わせる施工が特徴であり、建物の屋上といった広範囲を迅速にカバーすることが可能です。

 

シート防水には、密着工法と機会固定工法の2つの工法があり、施工場所の下地の状態によって適切なものを判断します。

 

 

3.アスファルト防水

アスファルト防水は、塗装工事では使用されないアスファルトを用いた施工方法です。アスファルトシートを下地に敷いたあと、液状のアスファルトを塗布して、塗膜防水とシート防水の要素を組み合わせた施工を行います。仕上げにはバーナーで熱処理を施し、防水層をしっかりと密着させます。

 

アスファルト防水は、さまざまある工法のなかでも最も古くから行われてきた防水工法です。防水性と耐水性に優れており、ビルや大規模施設の屋上などに主に施工されます。

 

 

 

塗装工事の工法

塗装工事では使用される塗料の種類によって施工方法が異なります。シリコン樹脂をもとにしたシリコン塗料が広く使用されていますが、状況に応じてウレタンやフッ素など特殊素材を含む塗料が選ばれることも。また、同じ成分を含む塗料でも、製造するメーカーによって性能が異なります。

 

塗装専用の機能性塗料

塗装工事に使用される塗料には、防水工事では使用されない「遮熱塗料」や「断熱塗料」といった特殊なものがあります。遮熱塗料や断熱塗料は、夏場の太陽熱を遮断したり、冬場に室内の暖かい空気が外に逃げ出すのを防いだりなど、エネルギー消費を抑える効果が期待できるのが特徴です。

 

遮熱塗料は、夏の暑さを和らげるために太陽熱を反射し、建物内部の温度上昇を抑えることが可能です。一方、断熱塗料は、室内の熱が外部に逃げにくくして、冬の暖房効率を向上させます。

 

エネルギー消費が削減されるため、地方自治体によっては機能性塗料の使用を推奨し、補助金の対象とすることもあります。

 

技術の進歩によって新しい塗料が次々と開発されているため、多くの選択肢がありますが、適切な塗料を選ぶには専門知識が必要です。防水工事や塗装工事を検討する際は、専門業者と相談し、プロのアドバイスを参考に適切な施工方法を選ぶことをおすすめします。

 

 

まとめ

今回は、防水工事と塗装工事の違いについて解説しました。

防水工事は、建物を雨水から保護し、損傷を防ぐために大切な工事です。工法には主に塗膜防水・シート防水・アスファルト防水の3つがあります。

 

塗装工事は主に建物を風雨や紫外線などの自然環境から守ることを目的としており、断熱性や遮熱性などを高める役割があります。また、塗装工事で使用する塗料では色やデザインを選ぶことができ、建物の外観を美しく保つためにも効果的です。

 

防水工事と塗装工事は似ていますが、実際は全く異なる施工です。適切な工事を選択することで、住宅を長期間にわたり安全かつ快適に保ちましょう。

 

天龍工業株式会社では、防水工事の専門業者として一般的な戸建て住宅からマンション・ビルなどの大規模工事まであらゆる防水工事に対応しております。

 

防水工事をご検討の方は、ぜひお気軽に当社へご相談ください。

 

北海道札幌市の防水工事は天龍工業株式会社に お任せください


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